ゴー宣DOJO

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みなぼん
2011.2.21 05:17ゴー宣道場

よしりんと道場生(アンケート)の対話・後編

お待たせしました絵文字:重要絵文字:キラキラ

『第11回・ゴー宣道場』
「若者の現実と夢」
について、
よしりん師範と道場生の対話、
後編をお送りします
絵文字:重要絵文字:笑顔



2月13日の「ゴー宣道場」後の
アンケートに応える第2弾です。
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◆ 就職論になるのかなと危惧しましたが、若者の定義に入り、
     きっちり希望を照らせていたと思います。特に小林先生の
     「平凡でいいじゃないか。大企業志向は当たり前じゃないか」
     という言葉に安心を覚えました。
     自分自身、特にやりたいこともなく、大企業に就職しましたが、
     組織に入ってそれなりにやりたいことをやって充実した毎日を
     送っています。(30歳・会社員・男)

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若者が大企業志向
ということ自体を批判するのは
筋違いでしょう。
特別な才能や、
冒険的な野心を持つ若者なんて
全体の1割もいないだろうし、
結婚して子供を産んで
家族を作って、平凡でいいから
穏やかに暮らしたいと願う、
全く健全な普通の若者が
「将来不安」を抱えている
という現実を
無視してはなりません。
しばしば大した夢や
野心も持ってない大人が
「若者よ、夢はないのか?」
などと偉そうに
説教垂れてる姿を見ると、
わしは笑っちゃいますね。
わしは57歳になった今でも
夢と野心がありますが、
えらそうな大人どもは、
それを持ってるのですかね?

「今、夢も野心もないやつは、
 若い頃からなかったはずさ絵文字:重要
と言ってやりたいですね。

いい年こいて
今でも大人にむかむかしてる
わしって普通ではないです。

了解してます。

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◆ 質疑の時間「今回は若者の現実と夢というテーマだったが、
     就活論になってしまっている」という意見があったが、
     若者の夢を考えるに当たって学生の就職は直近の課題なので、
     ある程度、就活論になるのは問題なし。
     ただし「若者の現実と夢」という議題に対して答えが出せたかは
     ビミョーなところ。終盤の有本さんや高森さんの「人生何があるかは
     わからないから前向きに」というのが一つの答えだとは思うが、
     しかし解せないのは新井さんはなぜ内定を得られないのだろう?
     先生方は「こんな素晴らしい娘をなぜとらないのでしょう」と言うし、
     私もそう思うが、その原因・理由を掘り下げれば、就活中の学生に
     足りない決め手や、反対に現在の日本の採用システムの問題点が
     見えてきたのかもしれません。(24歳・大学院・男)

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なかなか鋭いことを書く若者だな。
「就活論」「若者論」
切り離して論じても
意味がないです。
アフリカの飢餓にあえぐ
民衆の前で
「若者論」をぶち上げても
意味がないでしょう。
若者の活力は
退路を断つという覚悟で
漲らせる者もいるが、
多くは夢破れた時の
平凡の保障があって
生まれるものです。

将来不安が大き過ぎれば、
まず確実に食っていく道が
直近の問題となるのは
当然でしょう。
現在、未就職の若者の存在は、
国家としては必ず
社会保障の拡充に
繋げざるを得ないのです。
「就活論」
国家経済の問題であり、
「国家論」です。
そして
労働と人間の本質は
しっかり関わっていますから、
「労働論」
「人間論」でもあります。
それが既得権益の上に
胡坐をかいている
保守系のオヤジどもには
わからないんだな。
テレビを見てると、
内定がとれない若者は、
内定がとれそうにない
顔をしていると(真実も偏見も込みで)
感じるものです。
では新井さんはどうだ?
とわしは難問を出してみた。
まさにこの大学院生が言うように、
新井さんが内定をとれない
原因・理由を掘り下げなければ
ならなかったのです。
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◆ 新井女史は国家公務員になって国際会議とかで、あのままに
     ズンズン日本の主張を述べて頂きたいです。フランスでは今も
     日本はマッチョな国というのが一般的な定説になっていますし、
     少なくともギャフンと言わせることが出来るのは間違いありません。
     堀辺先生の「大人」というものは「社会有機体の歯車」。
     「若者」というのはそれ以前の存在で思想や哲学を巡らせている存在。
     自分自身は歯車に所属することを自ら拒絶したアウトロー。
     しかしアウトローであるからこそ、自分への修練を課すことが日常的に
     要求される。近代でいう「自由」とは、社会の中の歯車になった上で、
     そのフィールドの中で個人として思想信教の自由を持つことに過ぎない。
     流石に体躯を使って訓練を積まれている方だと思いました。
     (46歳・日本映画字幕翻訳・女)

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わしの父は
「歯車」の矜持
持っていましたね。

わしが
「漫画家になる」と言っても、
完全無視絵文字:重要

おまえも俺と同じ
「歯車」になるのだという
無言の圧力を
かけていましたね。
公務員試験に通り、
いよいよというところで
「漫画家になりたいのだが?」
と電話したわしに対して、
「俺に聞くな絵文字:重要」と言った父は
大した男だと思います。
「歯車」の矜持を
最後まで持ち続けて
死んでいきました。
わしは
平凡に生きる市井の人々から
学ぶことがいっぱいあります。
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◆ 中小企業の女性の、なぜ大学に行ったのかという質問に、
     「勉強したいから」と答えた学生さんには衝撃を受けました。
     自分たちの時代は遊びに行く所という感覚が半分以上ありました。
     中2の息子が10年後に直面するであろう就活に何らかの
     アドバイスができるかと思うと不安を感じます。小林先生の
     お父さんのように思い切って突き放すのも大事なのかもしれません。
     (45歳・歯科医師・男)

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自分の若い頃を振り返って
こう正直に言える人も少ないよ。

自分を美化する
大人の方が多いから。

モラトリアムで行く
大学があってもいいし、
しっかり勉強する大学が
あってくれなきゃ
困るよそりゃあ。
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◆ 高い意識を持って参加してこられる方々の会で、とても刺激を受けました。
     とんでもない行動をする生徒にもはや叱りつけるという権威は全く無力
     なのです。どんな夢や希望を示して前を向けさせていけば良いのか、
     時として絶望に陥りますが、またエネルギーを頂いて頑張りたいと思います。
     (54歳・教師・女)

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この意見、貴重。

いつか教育問題やらなきゃ。

そのとき参加して発言しなさい。
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◆ 若い人達の話とても良かったです。若い人達は昔とそんなに
     変わってないなと思いました。むしろ変化してしまったのは
     受け入れ側の企業ではないでしょうか?今の日本の企業は
     人を育てるという意識はあんまりないような気がします。
     利益追求で昔のような共同体という感覚でなく、単なる
     利益分配集団になっているように思います。TPPなんかやったら
     大変なことになりますね。(会社員・男)

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「経世済民」という言葉を
今の企業は知らんだろうな。

株主資本主義に
なっちゃったからな。

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◆ 今日の話は無職の私には耳が痛い。デモのようなことをしていると
     言っていた男子学生は演説が上手。
     小林先生の「平凡に暮らせない」はその通り。ツイッタ―に「平凡に
     暮らすことが夢。その中で趣味を少し楽しめればいい」と言っている者がいた。
     小林先生の時代は夢と平凡だったが、今は平凡が夢でその反対に
     崖のような現実がある。大学生は皆立派だ。(29歳・無職・男)

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わっ絵文字:重要

真実味がある
重い感想だなあ。

「今は平凡が夢でその反対に
 崖のような現実がある」
重い絵文字:重要
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◆ 小林先生とのサシのインタビューが面白かったです。あそこまで
     会場を沸かせる話術を持っているのに、就職先が決まらないなんて
     不思議な気分です。(25歳・学生・男)

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新井さんは
『渡部陽一の戦場からこんにちは』
でも見事にパートナーを
務めています。
先日収録した動画も可笑しかった。
大爆笑でしたよ。
テレビでおちょくられている
渡部陽一より、こちらの方が
はるかに可笑しくて凄みもある。
新井さんは渡部氏に迫られて、
写真の国名当てを
やらされてるけど、
よく当ててるよなあ。
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◆ 若者の現実と夢のうち、夢についての話が深まらなかったように
     感じられました。(54歳・弁護士・男)

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そんな浅いこと言ってちゃダメ。

あなたの夢を言いなさい。

あくまでも
現実化させんがための
夢ですよ。

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◆ 20年前の自分を振り返りました。若い大学生のみなさんが
     まぶしかったです。私の友人の夫は大企業に勤めていますが、
     いまだブラインドタッチも出来ず、人差し指一本でキーボードを
     打っているような人が年収を相当もらっています。企業は優秀な
     若い人材を採りたくても、上記のような人達も養う義務もあります。
     考え方を変えれば、有名大学を出て、有名企業に入って、
     それで満足とするか、自己を高めるために更なる努力をするか、
     小さな企業でトップを目指すか、人それぞれ違う道があるはずなのに、
     世間的に「一流」と思われる道を歩めないと脱落者のように扱う風潮を
     変えていく必要があると思います。(41歳・会社員・女)

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既得権益を保持する
企業の上層部の者たちが、
若者とのワークシェアリングを
拒んでおいて、
若者のリアルな現状には
全然関心がないくせに、
「若者よ夢を語れ」
などと説教垂れる。
サプライサイドに問題がある、
規制緩和しなければならないと、
この上まだ言う奴らを
粉砕しなければならない。

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